電子書籍にはまだ再現できない? 紙の本のメリットとデメリット

マンガ

どうも、みんとすです。

みなさん、漫画や小説などの本は読んでいるでしょうか。

馴染みのある紙の本ですが、昨今では資源の削減やミニマリストの浸透などで徐々に勢いが落ちているようにも感じます。

では、紙の本は果たしてデメリットだらけなのでしょうか。

過去から廃れずに受け継がれているのには、やはり理由があると感じます。

今回は、紙の本のメリットとデメリットをわかりやすくお伝えできればと思います。

なお、そこまで深く知らなくても良いけど、やっぱり電子書籍との差が知りたい方は、こちらのページにまとめていますので、よろしければご覧ください。

それでは、よろしくお願いします。

紙の本のメリット

では、まず紙の本のメリットを簡単に挙げていきましょう。

おそらく、この辺りがメリットと言えるでしょう。

  • 物理的に無くならない限りいつでも読める
  • 他人に譲渡したり売却したりできる
  • 好きなタイミングで好きに読める

それぞれ解説していきます。

物理的に無くならない限りいつでも読める

紙の本は、焼失したり廃棄したりしない限りはいつでも読むことができます。

例えば、ある本が発売禁止になったり、絶版になったりしましょう。

電子書籍の場合は、大元の販売サイトが発売禁止にした瞬間に購入ができなくなります。

また、リーダーの更新状況なども加味しなければならず、場合によってはリーダーが読み取れないから本が読めなくなるという場合も発生します。

ですが、紙の本であれば該当する本がこの世から全て消えない限りは何らかの手段で読むことができます。

それこそ、他人から貸してもらったり古本屋で購入したり、あるいは図書館で借りたりなどで内容を確認できるのです。

ハードの性能や販売元の都合に関わらず読めるため、ここは大きなアドバンテージと言えるでしょう。

他人に譲渡したり売却したりできる

また、物理的に存在するメリットとしては、本を読む以外の役割を果たせる点もあるでしょう。

ただ読むだけならば、別に紙の本でなくとも電子書籍でいいわけです。

ですが、例えばこの本が面白いから読んで欲しいとき、どうしますか?

相手に購入を促すのも一つの方法ですが、やはり読んでもらうのが一番いいでしょう。

この時、紙の本であれば自分が持っている本を貸すことで、いわゆる布教を行えるのです。

これは、他人に一時的に貸すという点に乏しい電子書籍では成し得ない技です。

仮にタブレットやPCを渡して読んでもらうにしても、その間できることに制限もできてしまいますしね。

さらに、本は不要、しかし譲る相手もいない場合は、売却という選択も生まれます。

中古という概念のない電子書籍は、やはり売却ができないためここも差になるでしょう。

もちろん、一度買った本はなるべく売りたくない人もいると思いますが、そんな人も譲ることを考えたことはあるでしょう。

紙であれば他人に渡すことができるため、これも電子書籍ではできない、紙の本ならではの強さといえます。

好きなタイミングで好きに読める

当たり前ですが、紙の本は自分が好きな時に好きなだけ読めます。

何でもない特徴のようですが、実は電子書籍はそうとはいえないのです。

確かに1日の間に何時間か読めない時間があるというところはないので、そういう意味では好きなタイミングで読めると言えるかもしれません。

しかし、電子書籍には「サイトやアプリのメンテナンス時間」があります。

大体深夜帯になるのでそこまで気にしないでいいかもしれませんが、例えば深夜の時間帯に出勤・帰宅をする人は、読めないタイミングがあるということになります。

また、アプリの場合はさらにメンテナンス後のアプリ更新の時間も必要になる場合があり、いくつかのステップを超えてやっと読めるようになるのです。

1回1回の時間は短いかもしれませんが、そのハードルのストレスを感じないのが紙の本の強みです。

また、電子書籍なら当たり前な読み込みの時間やアプリの立ち上げ時間もなく、ただ本棚から取り出すだけで読めるのは、紙の本の強みと言えるでしょう。

紙の本のデメリット

電子書籍と比較して、いい点が目立つ紙の本ですが、ではデメリットはないのでしょうか。

ざっくりとしたデメリットは、以下のとおりです。

  • 収納にスペースが必要でかさばりやすい
  • 移動や処分に時間がかかる
  • 文字の大きさが一定なので、読みづらい場合がある

では、順番に見ていきましょう。

収納にスペースが必要でかさばりやすい

紙の本は物理的に存在するものなので、当然その分スペースが必要になります。

紙の本をしまうために本棚を購入する人が多いかと思いますが、では本棚がいっぱいになったらどうしましょうか。

新しく本棚を追加購入したり、あるいは本棚に入れずに床に積んだりする方もいるかもしれません。

しかし、いずれの場合でもスペースは必ず必要になります。

これが例えば本を読むだけのスペースがある人だったり、本がおければそれでいいという方なら無尽蔵に増やせていけるかもしれません。

しかし、例えばミニマリストの方や、そもそも部屋が狭い方にはなかなか実現しづらいのではないでしょうか。

本は読みたいけど、置く場所がもうどこにもない。

そんな方は、新しく本を買うことを諦めてしまうかもしれません。

電子書籍の場合、メモリの空き容量だけ本を詰めることができるため、容量を意識せずに本を追加できます。

電子書籍リーダーならば、電子書籍専用な分もっと多く本を詰め込めるかもしれません。

いずれにせよ、この点は電子書籍に軍配が上がるでしょう。

本の移動や処分に時間がかかる

また、決まった場所に長期間住むことがあまりない方も、見なければならないデメリットがあります。

それは、まとまった本はとても重いというところです。

引っ越す場合や模様替えをする場合、少量の本であればあまり気にせずに移動は可能です。

ですが、例えば本棚いっぱいに本が詰め込まれている場合など、本が大量にある場合は話が別になります。

段ボールいっぱいの本は、とにかく重いです。

引越しする時は引越し業者の方に任せるなどできますが、例えば本を詰め込んで一箇所にまとめるときや荷解きをして本棚に本を入れるときなどは、自分で本が入った段ボールを移動させなければいけません。

そうでなくとも、一度に運べる本には限りがあるため、運搬で見た場合はやはり持ち運びしやすいスマホやタブレットに入れられる電子書籍が優っているでしょう。

また、電子書籍は売却ができないと伝えましたが、本の削除は簡単に行えます。

紙の本は、本を縛って集積所まで持って行ったり、売却するにも段ボールに詰めたり直接持って行ったりと手間もかかります。

この辺りは費用対効果や集積所および古本屋との距離も加味しなければいけませんが、処分という点だけで考えると電子書籍の方がスムーズに処分ができるでしょう。

文字や絵の大きさが変えられないので、読みづらい場合がある

意外と見落としがちなのが、文字や絵のサイズ変更です。

電子書籍の場合は拡大縮小が簡単に行えますが、紙の本の場合はルーペなどを使用しなければなりません。

普通の人が読む分にはあまり気にならないかと思いますが、例えば老眼が進んでいる方や、好きな作家の絵柄を分析したい方は拡大が簡単にできる方が嬉しいかと思います。

その点で考えると紙の本は、ユーザー好みに文字や絵の大きさを変えられないので不便と言えるかもしれません。

もちろん、ルーペを使用するのに何も抵抗がない方には、特に気にする必要のない点ではあるでしょう。

ただ、やはり画面全部が大きくなるのと、ルーペや拡大鏡を使って大きくするには視野が違うため、違和感なく使えるのは電子書籍のほうかもしれません。

まとめ

以上が紙の本のメリット・デメリットでした。

データだけで持っているのは味気ない方には、やはり紙の本の方が馴染み深いかもしれません。

私も紙の本の匂いやページをめくる時の指の感触など、紙の本ならではの楽しさはたくさんあると思います。

ですが、スペースの占領や持ち運びにくさなど、しっかりと再確認しなければいけない点もいくつかあります。

いいところだけ目を向けて電子書籍を排するのは、それもまた違うのではないかと思います。

今回の記事を通じて、紙の本の良さを改めて実感すると同時に、紙の本の弱点もご覧いただけたのであれば幸いです。

また、電子書籍についてのメリット・デメリットも知りたいという方は、こちらの記事もご覧ください。

電子書籍ならではの特徴と弱点は?それぞれ3つずつ解説します!

以上、みんとすでした。

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