女子高生が異世界で出産&子育て!?「異世界で最強魔王の子供達10人のママになっちゃいました。」

マンガ

どうも、みんとすです。

今回は、月刊少年シリウスにて連載が行われている「異世界で最強魔王の子供達10人のママになっちゃいました。」を紹介します。

この物語は、普通の女子高生である朱里が異世界に召喚され、魔王の子どもを産み育てていく物語です。

この記事では、簡単なあらすじや物語のおすすめポイントなどを、実際に私自身の目で見て感じた情報をまとめて紹介しております。

ぜひ最後までご覧いただき、お手に取っていただければと思います。

また、本記事ではなるべくネタバレとなる表現は避けて紹介しておりますが、紹介記事の都合上1巻〜2巻までの情報が一部含まれておりますので、苦手な方はご注意ください。

では、よろしくお願いいたします。

あらすじ

まずは、この作品のあらすじを紹介していきます。

普通の女子高生が魔王の子供を出産&子育て

本作では異世界に召喚された女子高生が魔王の子供を産まなければならないという状況からスタートします。

主人公である女子高生の朱里は、過去に交通事故で母親を亡くしており、約1年ほど一人での暮らしを送っていました。

そんな事故が起きて月日が経ち、母親の1周忌の日に朱里はふと「家族がほしい」という願いに呼応するように、異世界に召喚されてしまいます。

召喚された場所は魔王城、ここで朱里は「異界の巫女」として魔王の子供を孕み、そして産まなければならなくなりました。

一方的な願いに対し、困惑する朱里ですが、そこに戦場から帰ってきた魔王グランが姿を現します。

魔王が帰還したことで早速子作りを始めさせようとする側近や帰ってきた魔王についている返り血の生々しさなどから、ついに朱里は気絶してしまったのでした。

魔族が子供を欲する理由と背景の違い

朱里が次に目を覚ますと、牢獄かと思わせるほど汚れた部屋のベッドに寝かされていました。

そして、そこに現れたグランに子作りを迫られ、こんな牢屋でやりたくないと突っぱねる朱里。

しかしグランは「ここは俺の私室だ」と衝撃的な一言を朱里にかけます。

朱里は、やるやらない以前に汚い部屋ではしたくないと魔王の要求を突っぱね「では自分で用意しろ」とグランは部屋を後にしようとします。

そんなグランに対し、朱里は「血はなるべく見たくない」との要求も行うのですが、グランは「今は戦争中だから無理だ」と断るのでした。

自分のやってきた世界と、魔族たちの間の文化的な違いに驚きつつも、朱里は戦争と子作りの関連性についても耳にします。

なんでも「魔王の血を引く子供は人間の兵力10万人分に匹敵する」とのこと、その戦力を確保したいがために子作りを要求していたのでした。

その話を聞いた朱里は「子供を戦争の道具にするなんてありえない!」と怒りをあらわにするのですが、それに対して「生き残るには子供も戦争の駒にしなければいけない」と冷静に返す魔族。

ここで朱里は、そもそもの考えの違いを決定的に感じるのでした。

朱里の思いと滲む魔族の現実

とにかく、グランの部屋のシーツをきれいにしようと、朱里は洗濯を始めます。

その最中、戦争から帰ってきた兵士の様子を目にし「魔族は回復魔法を使えないのか?」と朱里は疑問を投げかけます。

すると、帰ってきた答えは「魔族は聖魔法を使えず、代わりに精気を与えることで回復ができるが代わりに自分がダメージを受ける」とのこと、要するに回復魔法を使えない代わりに相手の傷を肩代わりできるとの話を聞き、魔族はハードな環境で生きていることを朱里は知ります。

そんな話を聞き、少しかわいそうに感じたのか、朱里は魔族に対して簡単な手当てを開始します。

その状況を目撃したグランは「お前の使命は魔族の手当てではなく魔王の子供を産むことだ」と叱責します。

その言葉を聞いた朱里は「子供を戦争の駒にするなら産みたくない、戦争で死なせるために子供を作りたくない」と反論します。

そして「人間と話し合えば平和的に解決するのではないか」と言う朱里に「それ以上喋るな、子供を産む気がないなら元の世界に帰れ」「自分の愛情論を他人に押し付けるな」と言い放ち、グランはその場を後にします。

魔王が傷を負う理由、魔族が成し遂げたい重要な目的

落ち込みながら掃除を進める朱里のもとに、魔王の側近であるモーリスが声をかけます。

少し話した後に、モーリスは部屋に置いてあったスカーフに気付きます。

朱里はふと「これって人間の返り血ですよね?」と訪ねますが、モーリスは「いえ、これは魔王様の血ですね」と返します。

いわく「魔王様は力を持たない魔族が住む村を守りながら、傷ついた魔族を守るため戦っている」とのこと。

ここで朱里は、自分が放った言葉の深刻さを理解します。

さらに魔族が戦う理由として「勇者に勝利し、人間にとらえられている魔王の母を奪還する」ことも教えられ、朱里は魔王に対して抱いていた疑念を少しずつ晴らしていくのでした。

魔王に思いを打ち明けた朱里の初めての出産は”卵”でした

グランが帰還し自室に戻ると、そこは以前自分がいた部屋とは違う、清潔感あふれる空間になっていました。

驚くグランに対し、朱里は自分の思いを打ち明けます。

「自分の母親は事故に遭って亡くなってしまったこと」「魔王がしていることはお母さんと同じことなのに酷いことを言ってしまったこと」全てを話しました。

その話を聞いたグランは「親より先に子供が死ぬのは最も不幸なことだ」と話し「例え戦争で共に戦うことになっても、俺は子供を先に死なせるようなことはしない」と約束します。

そして、部屋を去ろうとする魔王に対して朱里は引き止め、子作りについて話をします。

子供を成すことに前向きになったのだと感じた魔王は、朱里に対して目を瞑るように言います。

言われた通りに朱里は目を瞑ると、朱里は魔王にキスをされ……たわけではなく、謎の液体を飲まされていました。

グランが言うには、朱里が飲んだのは「コウノトリの秘薬」と呼ばれる薬で、どうやらその薬の中にはグランの魔素が詰め込まれており、飲むとたちまち子供を孕むというなんともチートなアイテムでした。

どんどんお腹が大きくなる朱里は驚くのですが、グランに手を握られ落ち着きを取り戻し、リラックスしたところでなんと大きな卵が産まれます。

そして、その中からは、魔族の赤ちゃんが出てきました。

初めての出産は、その過程からなんだか実感が湧かない朱里でしたが、赤ちゃんの顔を見て、自分を育ててくれた母のような母親になろうと決心するのでした。

見どころやポイント

このお話は、最初はちょっとした摩擦から始まる魔族と人間(朱里)との関係の変化や、子育てをしている人ならば思わず頷いてしまうであろうあるあるが見どころと言えるでしょう。

順番に紹介していきます。

朱里がいた世界と魔族が見ている世界のギャップとその違いへの理解

最初の数ページを読んだだけでは、人間である朱里の人権は全くなく、朱里はグランの子供を産ませるだけの機械のような扱いを受けているように思われるかもしれません。

実際、グランや魔族は魔王の子供を戦争の駒のように見ているところがあるため、朱里はなかなかその価値観を受け入れられずにいました。

ですが、それはあくまで人間が感じる価値観であり、魔族にとってはこの戦乱に乗じた人間による不当な侵攻があるからこそ、今利用できるものは利用しないといけないとの考えがあります。

また人間側ならできることでも魔族側はできないこともあり、その1つが先ほどのあらすじで紹介した回復魔法です。

これらのハンディに加え、魔族側もただ戦争がしたいから争っているわけではなく、魔王の母親を奪還することも目的となっているため、それを阻止したい人間側とは、ただみんなで話し合って争わずに解決しましょうとはならないわけです。

もちろん、平和な日本からやってきた朱里からすると、よくわからない世界にいきなり召喚させられて、挙句子供を産ませてその子供を戦地に送るという行為は、簡単に受け入れられるものではありませんでした。

しかし、しっかりと魔族について知り、今の状況を理解することで朱里は魔族に対して歩み寄っていきます。

もちろん、魔族も人間の文化に触れたり、あるいは朱里が産んだ子供の力によってハンディをなくしていったり、人間の文化に対する偏見をなくしていったりしているため、魔族の中では人間への憎悪も少しずつではありますが薄れていっていくと言っていいでしょう。

子供の秘めた力と子育てあるある

このお話の中では、朱里と魔王の間に産まれた子供たちを通じて描かれる子育てあるあるがふんだんに散りばめられています。

例えば、授乳の時間間隔が意外と短いため、しっかりとした睡眠が取れないといった子育ての悩みやワンオペでの育児の過酷さ、また二人目が産まれた後に感じる赤ちゃんの個性や先に産まれた子供が親に対して感じる独占欲など、人間と魔族が案外似ていることに気づけることでしょう。

これらの話は、作者自身が子育てを現在進行形で経験しているからこそ描けるものとも言えるかもしれません。

また、産まれた子供たちは個性的な能力も持っています。

例えば、最初に産まれた子供のアンは、彼女が作った料理を食べると力を急速に回復させることができる能力があり、また次に産まれたドゥーは多くの武器を扱える能力を農作業に転用しました。

世界を滅ぼす力であるはずの能力は、魔族たちを豊かにし、また幸せな気持ちを芽生えさせるものになっていきます。

子育てを通じて朱里と魔王グランの仲もより深まっていき、グランは魔族や子供たち、そして朱里を守るために戦い、朱里も子供たちの成長を支えながらグランを支えていくのです。

まとめ

以上が「異世界で最強魔王の子供達10人のママになっちゃいました。」の紹介でした。

魔王と敵対する勇者アルベールの存在や人間側の思惑、そしてさらに増えていく子どもたちに彼らが持つスキルなど、スタート時点と比べて行くと徐々に変わって行く物語に引き込まれて行くことでしょう。

果たして、朱里が産んだ子どもたちは、やはり世界に災いをもたらす災厄となるのでしょうか。

人間たちの目的と囚われの身となっている魔王の母親は無事なのでしょうか。

そして、この戦いの裏側にある真実とは。

気になりましたら、ぜひ購入を検討してみてください!

「異世界で最強魔王の子供達10人のママになっちゃいました。」は現在第7巻まで発売中です。

ぜひお近くの書店やオンラインストア、電子書籍でご覧ください。

また、最新話は月刊少年シリウスで確認できるほか、水曜日のシリウスやマガポケなどで第1話が無料で閲覧できるため、試しに読んでみたい! という方はぜひご活用ください。

異世界で最強魔王の子供達10人のママになっちゃいました。 - 遠山えま / 【第1話】 | マガポケ
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以上、みんとすでした。

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