どうも、みんとすです。
本日はコミックウォーカーにて連載されている「洞窟王からはじめる楽園ライフ ~万能の採掘スキルで最強に!?~」を紹介します。
この物語は、とある島に半ば追放という形で領主として着任した主人公が、無価値とされていた紋章の力やそこで出会う魔物たちと力を合わせながら、島を発展させていく物語となっています。
この記事では、簡単なあらすじや物語のおすすめポイントなどを、実際に私自身の目で見て感じた情報をまとめて紹介しております。
ぜひ最後までご覧いただき、お手に取っていただければと思います。
また、本記事ではなるべくネタバレとなる表現は避けて紹介しておりますが、紹介記事の都合上1巻までの情報が一部含まれておりますので、苦手な方はご注意ください。
では、よろしくお願いいたします。
あらすじ
まずはあらすじから見ていきましょう。
実質追放された第十七王子、孤島で自分の力に目覚める
物語は、サンファレンス王国の第十七王子であるヒールが、15歳の成人となったことをきっかけに絶海の孤島であるシェオール岩礁の領主として着任するところから始まります。
この世界では「紋章」が絶対的な力を持っており、例えば「魔導王」であれば強力な魔法を使用できるといった具合に、実力よりも紋章が偏重される価値観となっています。
そんな中、王族としては無価値でかつ効果がよくわからない「洞窟王」の紋章を授かってしまったヒールは、王族の中でも疎まれてしまい、15歳の誕生日をきっかけにシェオール岩礁への着任、いわば島流しに遭ってしまいました。
そんなヒールは、そよ風程度のウインドを使いつつシェオール岩礁に無事到着し、雨風を凌ぐための拠点として洞窟に身を寄せます。
以前に人や魔獣が住んでいたであろう残骸を見て先行きが不安になりつつ、ヒールは洞窟を整理するために、持ち込んだピッケルを手に取りました。
その瞬間、突如として洞窟王としての能力が発動し、さまざまな力に目覚めます。
実は洞窟王には、洞窟内で使える恩恵があり、例えば掘ったとしても落盤の恐れがあまりない箇所を光らせる「採掘最適化」や、掘ったものならなんでも収納できる「インベントリ」、未知の鉱石でも調べることができる「鉱石図鑑」などの能力がありました。
これらに気づかなかったのは、洞窟とは縁がない王族として過ごしていたためであり、皮肉なことに「追放されて初めて価値を生み出す紋章」であったわけです。
王都では役に立たない能力で生き延びていく
ヒールはこれらの能力を使用しながら、洞窟の開拓を行なって行くことになります。
また、シェオール岩礁で発見できる鉱石には普通の鉄や宝石類以外にも特殊な効果を持つ鉱石があり、一例を挙げると使用すると魔力を増やすことができる「魔鉱石」が存在します。
実際にヒールは掘り当てた魔鉱石を90個程度使用し、掘り進めてきた道の粉塵を除去する目的でウィンドを使用したところ、そよ風程度だったウィンドがまるで竜巻を発生させたかのような暴風へと変化し、たちまちチリなどを吹き飛ばしてしまいました。
とんでもない力を手にしてしまったと驚くヒールでしたが、驚いたのはヒールだけではなく、洞窟に潜んでいた人ならざるものも同じ気持ちになっていたのでした。
見どころとポイント
本作の見どころは、ヒールと様々な魔物が互いに手を取り合い、一緒にシェオール岩礁を発展させていく様子が生き生きと描かれているところにあるでしょう。
また、作者が持つ画力によって、とても迫力のあるシーンから可愛らしい場面までしっかりと描かれているのもポイントです。
順番に解説していきます。
人ならざるものと共同生活と島の発展
本作では、メインとして「シェオール岩礁を発展させる」といったところがあります。
ただ発展させるだけではなく、暮らしやすいように、そして作業もしっかりと行えるような発展が必要となってきます。
その要因としては、本作にはたくさんの魔物が登場し、ヒールの支えとなってくれるところがあるでしょう。
先ほどのウィンドの後には、シエルというスライムがヒールと一緒に行動するようになります。
王都では魔物は毛嫌いされている存在ではあったとのことですが、ここではそれを咎める存在や怪訝な目は一切ありません。
ヒールはシエルや他にテイムしたスライムと共に、シェオール岩礁の採掘を進めていきます。
また、その後に筋骨隆々なゴブリンの将軍「エレヴァン」や知識量豊富なゴブリンの祈祷師「バリス」、そしてゴブリンの姫である「リエナ」も仲間に加わります。
彼らはリエナがかけられていた呪いの影響で短くなった寿命を「亀石」で延ばしていくことを目的に、ヒールと共に行動することになりました。
また人型のモンスターとの共同生活が始まったことにより、設備の整備も進んでいきます。
手洗い場や貯水池、台所から畑まで、共同生活には必要な設備が続々と出来上がっていきます。
ヒールは開拓の過程で増えていく仲間たちと協力しながら、さらに島の開拓を進め、そして居住環境をより快適に構築していきます。
シンプルながらも力強い、魅了させられる画力
本作のもう一つのポイントとして、表現力の高さが挙げられるでしょう。
最初に紹介した強力なウインドの発動時やヒールが初めて採掘をおこなっている様子など、ページをふんだんに使用し、臨場感満載で表現されています。
また、力強さだけではなく可愛らしい絵を描くのも特徴であり、デフォルメされたヒールやゴブリン達の様子は可愛らしさだけではなく、コマの中でイキイキと跳ね回っているかのように躍動感あふれた姿で描かれています。
小説ではどうしても省きがちな細部にわたる描写も、コミカライズになっているからこその面白さやリアリティが生まれているといえるでしょう。
まとめ
以上が「洞窟王からはじめる楽園ライフ ~万能の採掘スキルで最強に!?~」の紹介でした。
様々な偶然が重なり、どんどん増えて行く仲間、そして手に入る新たな鉱石。
ヒールたちがシェオール岩礁でできることがどんどん増える一方、明かに人工物であるゴーレムが島内の部屋に設置されていたり、またある場所では人工的に作成されたであろう部屋が存在していたりと、不思議なことも起こっていきます。
また、なぜヒールは魔物たちに対して友好的に接するのか、それは彼自身が持つある後悔から起こされるものでした。
シェオール岩礁に隠されている秘密とは何か、そしてヒールたちはこのシェオール岩礁をどこまで発展させることができるのか。
今後新たに登場する仲間や洞窟王の能力、そして鉱石の力に目が離せないですね!
「洞窟王からはじめる楽園ライフ ~万能の採掘スキルで最強に!?~」は現在4巻まで発刊中です。
また、コミックウォーカーでは第1話や最新話を始め、最新刊の一部や単行本にはまだ収録されていない話を閲覧することができますので、中身を見て判断したい方や先が気になるという方は、こちらもご覧ください。
さらに、本作は小説家になろうにて連載されている「洞窟王からはじめる楽園ライフ ~万能の採掘スキルで最強に!?~」のコミカライズとなっているため、先が気になった方や原作との違いを見たい方はこちらもご確認ください!
以上、みんとすでした。
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