どうも、みんとすです。
本日はドラドラしゃーぷ♯にて連載されている「ちゃんと吸えない吸血鬼ちゃん」を紹介させていただきます。
この物語は、上手に血を吸えない吸血鬼の女子高生と、彼女の練習台として血を吸われることを承諾した男子高校生の物語となっています。
この記事では、簡単なあらすじや物語のおすすめポイントなどを、実際に私自身の目で見て感じた情報をまとめて紹介しております。
ぜひ最後までご覧いただき、お手に取っていただければと思います。
また、本記事ではなるべくネタバレとなる表現は避けて紹介しておりますが、紹介記事の都合上1巻までの情報が一部含まれておりますので、苦手な方はご注意ください。
では、よろしくお願いいたします。
あらすじ
それではまず、本作のあらすじを紹介していきましょう。
クールな吸血鬼は血がうまく吸えない
とある高校に通う、ごくごく普通の男子高校生である大鳥辰太は、特に目立つこともなくひっそりと過ごす、いわゆる「モブ」のような存在でした。
そんな彼は、最近転校してきてクラスのカリスマ的存在になっている石川月菜と一緒に美術室の掃除をすることになりました。
緊張する辰太に対し、月菜はクールながらも歩み寄りながら一緒に掃除を進めていきます。
ところが、そんな掃除の最中に月菜の様子が何やら変であると辰太は気づきます。
高いところの掃除を任せたら飛ぶことができず荷物を落とし、掃除中の美術室で持ってきたお菓子を食べる始末。
そこで辰太は何気なく「お腹空いてる?」と訊いたところ、彼女の口から衝撃的な言葉が語られます。
なんと彼女は、人間の血を吸うのが下手だったのです。
教室や美術室で食べたお菓子は、人間の血を吸えないため持参している非常食であり、さらにクールに見せていたのは吸血鬼としてのイメージを損なわないための、いわゆるキャラ付けとのこと。
そんな話を聞いていた辰太でしたが、やはり目の前にいる月菜の空腹具合が気になって仕方がない様子。
月菜の様子を見た辰太は、自分の腕で血を吸う練習をしてみないかと持ちかけます。
最初は拒んでいた月菜でしたが、自分は注射とか得意だから大丈夫などと言った辰太の押しに負け、彼の腕で練習させてもらうことに。
そしていざ辰太の腕に噛み付いた瞬間、不思議なことに辰太はママになってしまいそうな気分に。
結局、辰太はかなりの量の血液を吸われてしまうのですが、月菜はそんな辰太の血液が美味しかったらしく、ついつい飲んでしまったとのこと。
最終的に貧血でダウンしてしまった辰太でしたが、こうして2人は、月菜の吸血の技術を上げるために一緒に練習する友人となるのでした。
見どころとポイント
このお話は、やはりメインキャラである月菜の可愛らしさと、作者の手によって描かれるコミカルな一面、そして月菜の周りにいる登場人物たちのほんわかとした優しい雰囲気が魅力と言えるでしょう。
順番に紹介していきます。
いつもの月菜のかわいらしさと、デフォルメされた月菜のかわいらしさ
まず最初にしっかりと見ておきたい点は、石川月菜のかわいらしさにあるでしょう。
作中、彼女は何度も頭身が低くなった姿で描かれることがあるのですが、そうでなくとも辰太目線から見た月菜のかわいらしさには注目するべきであると考えます。
例えば、授業中に先生に当てたれた後も華麗に問題を解いたかと思えば、勢いよく黒板に文字を書いたせいでチョークの粉が体にまとわりついていたりとどこか抜けている様子。
さらに、先生に隠れてこっそりと、しかもなぜか音がとても出やすいお菓子を食べてしまうところなど、どことなく抜けている彼女の一面がかわいらしさを引き立てています。
また、頭身が小さくなった月菜は、顔がもちもちした雰囲気になり、それがより一層子供っぽさ、と言うより赤ちゃんっぽさを見せています。
手足や指も短くなり、その頭身で何かをしたり歩き回る様子を見ると、確かにこれは母性本能をくすぐられる可愛さがあるなと納得してしまいます。
月菜を助け、癒しを享受する人間たち
吸血鬼である月菜も素敵な性格や特殊な体質を持っていますが、彼女の同級生たちも個性豊かな面々になってます。
あらすじでも説明しましたが、辰太も血を吸われるごとに何故か母性に目覚めたかのような反応を見せ、さらに彼女が血をうまく吸えるようにアドバイスをしたりと、立派な吸血鬼になれるようにおせっかいを焼いています。
さらに、辰太はたとえ月菜が吸血に失敗したとしても、また吸われすぎたとしても月菜に対して怒るようなことをしません。
これは彼の性格的な部分ももちろんあるでしょうが、もしかしたら月菜自身が持つ立派な吸血鬼になりたいという思いを叶えてあげたいという思いもあるのでしょう。
さらに、途中から佐久間瑛子という女子高生とも交流を持つようになります。
瑛子も最初に月菜の普段の様子を見た時は驚いていましたが、ありのままの可愛い姿が良いと受け入れ、そのまま月菜と仲良くなります。
そして、彼女も血を吸われてみたいと言い出し、月菜が実際に血を吸うと可愛すぎると悶絶し、倒れてしまうのでした。
月菜が初めて自分から他人にありのままの姿を見せる勇気を出した瞬間と言えますし、その立役者として瑛子の存在があるのでしょう。
また、彼女は月菜や辰太とは性格が異なり、かなり明るい性格をしているため、月菜の背中を押していくきっかけにもなっています。
まとめ
以上が「ちゃんと吸えない吸血鬼ちゃん」の紹介でした。
最初はミステリアスな吸血鬼キャラを目指していた月菜でしたが、辰太と掃除するというなんでもないことから秘密がバレ、そこから徐々に自分らしさを出していくことになります。
さらに瑛子に秘密がバレたことによってクラスメイトにも自分を出していく決意を持ちます。
それにより、彼女は教室で作っていたミステリアスなクールキャラから一歩外に出て、血を吸うのがちょっと下手な吸血鬼として、可愛らしさも出しながらクラスに溶け込んでいきます。
彼女が立派な吸血鬼になるにはまだ時間がかかるかもしれませんが、かけがえのない高校生活の中で友情を育みながら吸血鬼としての成長を目指していきます。
これから彼女はどんな経験を積んでいき、そしてどう成長するかを見ていきませんか?
そして、月菜と辰太との関係性も徐々に変化していきます。
ほんの少しずつではありますが進展していく二人の中にも、ぜひ注目していってください!
ちゃんと吸えない吸血鬼ちゃんは、現在コミックス第3巻まで発売中です。
気になった方は、是非購入を検討してみてください。
また、本作はWeb連載となっており、ニコニコ静画内のドラドラしゃーぷ♯やComicWalkerにて隔週金曜日に更新予定です。
最新話と第3話までが無料で閲覧できるため、ある程度読んでから続きを読むか決めたい方はこちらもご確認ください。
以上、みんとすでした。
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