どうも、みんとすです。
本日はマガジンポケットにて連載されている「転生貴族、鑑定スキルで成り上がる~弱小領地を受け継いだので、優秀な人材を増やしていたら、最強領地になってた~」を紹介させていただきます。
この物語は、他人の能力やステータスを見ることができる貴族の少年が、その力を活用して戦乱の世を渡っていく物語となっています。
この記事では、簡単なあらすじや物語のおすすめポイントなどを、実際に私自身の目で見て感じた情報をまとめて紹介しております。
ぜひ最後までご覧いただき、お手に取っていただければと思います。
では、よろしくお願いいたします。
あらすじ
まずは、あらすじを見ていきましょう。
転生して得た能力は、他人の力を可視化する能力
アルス・ローベントは前世では多忙なサラリーマンとして生きていましたが、ある日突然別の世界に転生してしまいます。
彼は、いわゆる剣と魔法のファンタジー世界で、小さいながらも土地を統治している貴族の息子として生まれ変わりました。
そんなアルスには変わった能力を持っており、それが他人の能力やステータスを見ることができる能力でした。
その能力を活かし、ある兵士の才能に気づいたアルスは別の武器を使うことを提案し、事実として彼は初めて扱うにも関わらずその武器を使いこなすことができました。
そんな能力を持つアルスですが、同時に勤勉であるという特徴も持っており、3歳ながらも多くの書物を読み、文字を書くことができることができる才能もありました。
そんな彼が直面した問題、それは自身が住んでいる国の情勢があまり良くないこと、そしていずれ自分が住んでいる土地が戦火に巻き込まれてしまう未来が予測できてしまったことでした。
そしてその状況を打破するべく、彼は自分の能力を使い、優秀な人材を配下に加えていくことで領地を強くしていこうと考え、実行していくのでした。
とある村での運命的な出会いと試練
早速アルスは領地内の村に行き、そこに行き交う人々に鑑定を行います。
しかし、たくさんの人が行き来しているだけでなく、当たり前ではありますが非凡な才能を持っている人物がそう簡単に見つかるはずもなく、時間だけが過ぎていきました。
そんな中、ある店から追い出されてしまった褐色肌をもつ青年を目にします。
彼は別の国からやってきた人種であるマルカ人のリーツ・ミュンセスであり、彼は行き倒れていたところをアルスに助けられたのでした。
そんなリーツのことをアルスは鑑定するのですが、そこで驚きの事実が判明します。
なんと、彼は今まで鑑定してきた人物の中でもトップクラスの伸び代を持っており、さらに戦闘面においては非の打ち所もない優秀さを持つ人材だったのです。
そんな彼のことを放ってはおけないアルスは、自身の家臣になってほしいと頼み込みます。
彼はアルスの「ごちそうで釣る作戦」にかかるような形ではありましたが、共にアルスの屋敷に向かうのでした。
しかし、彼がマルカ人であることが災いし、一時的にではありますが食事の際に冷遇されてしまいます。
さらに、アルスの父である領主にも人種差別的な観点から家臣としての登用を拒否されてしまいます。
それでも粘るアルスに、父はリーツにあるテストを行い、それに合格した場合は雇い入れても構わないとしました。
そのテストとは「現時点で既に圧倒的力を持つ父、レイヴン・ローベントに模擬戦で勝利すること」
この絶望的とも言える条件に、果たしてリーツは合格できるのでしょうか。
見どころとポイント
本作のポイントは、アルスをはじめとする周囲の人間模様の素晴らしさ、そして戦闘の臨場感にあると考えます。
では、説明していきます。
アルスの才能と人を見極めるということ
アルスは人を見て、能力を知ることで相手を適切なポジションに配置することができる、領主としての素晴らしい力を持っています。
しかし、それだけではなく、彼自身の才能として人をしっかりと見つめ、対等に話すことができるというものもあると感じました。
現に人種的に劣っているという理由で門前払いを喰らいそうだったリーツへの助け舟として、アルスは父に対して一歩も引かない交渉を行なっています。
そしてリーツも、アルスにかけてもらった言葉によって模擬戦で類い稀なる力を発揮します。
もちろん、そんなアルスの力は完璧ではありません。
アルスの父からも指摘されたように、ただ能力を見るだけでは足元を掬われかねない、場合によっては自身が殺されてしまうかもしれないという危険性も孕んでいます。
相手を見極め、手を差し伸べることができるのか。
アルスがしっかりと成長するには欠かせない要素であると考えます。
策略と戦闘、どちらを切っても本作は語れない
そしてもう1つのポイントが、戦闘描写とそこに至るまでの戦略を練る描写です。
本作は戦闘シーンも盛り込まれているとはいえ、多くの戦記物の漫画である戦闘中心に据えた物ではありません。
ですが、その分どうやって戦場を進んでいくのか、どういった作戦が考えられるかを話し合い、提案するシーンが多く描かれています。
一見テンポが遅くなりそうな進み方ではありますが、このシーンがあるからこそ戦闘シーンが映えると言ってもいいでしょう。
戦闘中にわざとピンチになるようなことをしたり、反対に敵の隙をついて攻勢に出たりと、作戦を立てているからこそアルス率いる軍が快活に立ち回れるのです。
もちろん、戦闘シーンも手を抜いているわけではなく、剣と剣がぶつかり合い火花を散らす様子や、騎馬の動きなど、しっかりと描かれています。
策略も戦闘も、どちらかが欠けていても成り立たない物語を、本作はうまく成り立たせていると感じます。
まとめ
以上が「転生貴族、鑑定スキルで成り上がる~弱小領地を受け継いだので、優秀な人材を増やしていたら、最強領地になってた~」の紹介でした。
物語が進むにつれ、アルスの能力が惜しみなく発揮され、また同時に強力な力を持つ人物や素晴らしい頭脳を持つ人物に出会っていきます。
アルスの住む土地や慕う人々がどのような運命を辿っていくか。
それはぜひ、皆さんの目で確かめてみてください!
転生貴族、鑑定スキルで成り上がる~弱小領地を受け継いだので、優秀な人材を増やしていたら、最強領地になってた~は、現在第9巻まで発売中です。
今回の紹介で気になった方は、是非購入を検討してみてください。
また、マガジンポケットにて毎週金曜日に最新話が更新されています。
もう少し話の内容をしっかり見て判断したい方は、こちらもご検討ください。
以上、みんとすでした。
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