どうも、みんとすです。
本日はB’s-LOG COMICSにて連載されています「悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される」を紹介させていただきます。
この物語は、断罪イベント前日に前世の記憶を思い出した悪役令嬢が、隣国からの留学生である王太子と結ばれていく物語となっています。
この記事では、簡単なあらすじや物語のおすすめポイントなどを、実際に私自身の目で見て感じた情報をまとめて紹介しております。
ぜひ最後までご覧いただき、お手に取っていただければと思います。
それでは、よろしくお願いします。
あらすじ
それでは、まずあらすじを紹介して行きます。
ゲームの世界だと知った時、すでにフィナーレを迎える直前だった
悪役令嬢であるティアラローズは、ある日食堂で気を失って倒れてしまいました。
そのとき、彼女はこの世界が前世で自分がプレイしていた乙女ゲームの世界であることを知ります。
しかし、このタイミングがエンディング前に行われる卒業パーティーの前日というあまりにも遅いタイミングとなってしまい、もう打つ術がなくなっていました。
そんなティアラローズは、すでにハルトナイツという婚約者がいるのですが、彼はすでに主人公の手によって攻略されてしまった様子。
医務室に見舞いに来たハルトナイツは、卒業パーティーには一人で行ってほしいとティアラローズに伝えます。
普段だったら「非常識だ」と伝えるところですが、前世の記憶が入ったティアラローズは全てを受け入れ、ただ了承しました。
今までハルトナイツや主人公のアカリに言ってきたことは間違いではない、むしろ常識を教える必要があるためあえて厳しい口調をしたりハルトナイツの行動を制する場面が多々あった。
しかし、それがハルトナイツには伝わっていなかった。彼女はその虚しさを抱えたまま、学園を後にしました。
悪役令嬢の国外追放を止めた、隣国の留学生
卒業パーティー当日、仲睦まじい様子のハルトナイツとアカリの姿をあらためて見せつけられた後、ティアラローズは卒業パーティーの会場に向かいます。
誰もエスコートしてくれない状況での入場、その様子に会場がどよめくと同時に、彼女の断罪イベントが始まりました。
ハルトナイツより婚約破棄が告げられ、また同時にアカリに対する侮辱的な発言を指摘されたティアラローズ。
もちろん、やましいことなど何も行なっていないため、全ての疑いに反論を行います。
全ての疑惑に反論し、疑う余地がなくなったため国外に追放される意味も無くなった。
そう思ったティアラローズでしたが、ハルトナイツは「将来王妃になる者を傷つけた罰」であるかのように、ティアラローズに国外追放を言い渡します。
呆気にとられるティアラローズ、すでに宰相である父の怒りは爆発寸前となっていました。
ですが、そこで思いもよらぬ乱入者が現れます。
それは、隣国からの留学生であるアクアスティード王子。
彼は以前より、ティアラローズに気持ちを寄せていた人物でもありました。
そして、彼は婚約破棄されたティアラローズに向かって、自分の妃になってほしいと告げます。
ティアラローズとアクアスティード、そしてハルトナイツとアカリ。
この卒業パーティーの行く末、そして彼女たちの未来はどうなるのでしょうか。
見どころとポイント
本作は駆け足にならない丁寧なストーリー展開に加え、各人物のキャラクターが立っているところがポイントです。
では、順番に見て行きましょう。
時間をかけて、丁寧に紡ぐストーリー
よくある悪役令嬢もの、特に追放イベントがあるものは、追放イベント後から別の土地での生活までかなり急足で描かれているものが多いです。
もちろん、この形式が良くないというわけではなく、むしろ物語の本筋を早めにわかってもらうために必要な手段と言えるでしょう。
ですが、本作ではストーリー展開はそこまで早いわけではなく、先の卒業パーティー終了までの流れも3話ほど使って進めています。
では、このペースが退屈なのかというとそうではなく、むしろティアラローズの行動やそれを取り巻く環境の変化などへの説得力を増させる効果を生み出しています。
例えば、先のアクアスティードから婚約を願い出された際、その場で即婚約! という流れにはなりません。
ティアラローズの気持ち、宰相ではなく父親としての願い、また形式や手続きなど様々な事情が重なり、すぐには結論が出なかったのです。
しかし、これが「ただ物語として消費されていく婚約」ではなく、「一国の王子と令嬢が婚約するために必要な手続き」として描かれるため、読者側としても違和感もなく、また不満を持つことなく話を見守ることができます。
丁寧なストーリー運びは、ぜひ実際にご覧いただきたいですね。
それぞれの思惑を持って動くキャラクターたち
本作のキャラクターは、全員が一定の思惑を持って動いています。
これは漫画をはじめとする創作物では当たり前ではあるのですが、本作はそれがより目立っているように感じます。
例えばアクアスティードは、初めて見た時からティアラローズに想いを寄せており、願わくば自分の妃になってほしいと考えていました。
またアカリは、自分の好きなキャラクターと一緒になるためならば手段を選ばない直情型として描かれており、思慮の浅さを見ると共に何をするかわからない怖さもあります。
各人が何をどう思って何をするかがはっきりとわかるため、結局こいつはなにがしたいんだ? と思わせるようなキャラクターはまず現れません。
登場人物たちにも一貫性のあるものから何を考えているかわからないもの、また信じていたものが揺らいでしまうものなど、ストーリー展開によって様々な顔を見せます。
刺さらない人にはそこまで魅力には映らないかもしれませんが、誰か一人でも刺さればじっとその人を追ってしまうことは間違い無いでしょう!
まとめ
以上が「悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される」の紹介でした。
突如婚約を申し出されたティアラローズ。
一方でアカリも、次作の主人公が目の前にいることから先に自分のものにしたいと動き出します。
ティアラローズとアクアスティードの関係は、今後どうなるのでしょうか。
また、アカリと婚約すると公言したハルトナイツも、徐々にアカリに不信感を抱きはじめます。
彼は、彼が犯した過ちに向き合うことができるのでしょうか。
甘さとドロドロさがちょうど良く噛み合った本作、ぜひ一度ご覧ください。
悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛されるは、現在第10巻まで発売中です。
気になった方は、ご購入を検討ください。
さらに、本作はComic Walkerにて連載が行われています。
冒頭2話と最新話が無料で閲覧できるため、まずは中身を見てみたいという方はこちらをご覧ください。
以上、みんとすでした。
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