本当に素敵な人は、メイクで隠していても気づいてしまうものなんですね「芋くさ令嬢ですが悪役令息を助けたら気に入られました」

マンガ

どうも、みんとすです。

本日はコミックガルドにて連載されています「芋くさ令嬢ですが悪役令息を助けたら気に入られました」を紹介させていただきます。

この物語は、古臭い伝統に囚われた家庭で育った令嬢が、とあるアクシデントにより王子と婚約し、自分のありのままの姿を取り戻していく物語となっています。

この記事では、簡単なあらすじや物語のおすすめポイントなどを、実際に私自身の目で見て感じた情報をまとめて紹介しております。

ぜひ最後までご覧いただき、お手に取っていただければと思います。

本記事ではなるべくネタバレとなる表現は避けて紹介しておりますが、紹介記事の都合上1巻までの情報が一部含まれておりますので、苦手な方はご注意ください。

それでは、よろしくお願いします。

あらすじ

それでは、まずはあらすじから行きましょう。

前時代的な価値観の家庭と心の中で反発する令嬢

このお話の主人公であるアニエスは、前時代的な価値観に囚われた公爵家で生まれ育ちました。

彼女は過去に友人から古臭い容姿をバカにされ、そして周囲との溝が深まっているのを肌で感じていたからこそ、この価値観に疑問を抱き育ってきました。

しかし、いくらこの生き方を変えるべきだと訴えても退けられ、家庭内の立場もそこまで恵まれていないものとなってしまいました。

そんな中、彼女は婚約を得られなかったことを恥じた両親から「王宮で開かれる婚約パーティーで婚約をしてくること」を命じられます。

さすがに不敬なのではと思ったアニエスでしたが、家族はなりふり構っていられない様子で、以前と同じ伝統的な衣装で行くことを命じてきました。

流石に耐えられないアニエスは、自室にてひとしきり悩んだ後、結婚できなくても修道女として生きられるのではないかというなんとも後ろ向きではありますが勇気を持ちます。

そして、アニエスはその決意の元かどうかは定かではありませんが、王家主催の婚約パーティーに足を運ぶことになりました。

令嬢の失態と眼前で行われる婚約破棄

婚約パーティーに例の古臭い……もとい格式高いドレスと化粧で向かったアニエスでしたが、明らかに場の雰囲気に馴染んでいない様子。

さらにこの日は厄日だったようで、他の参加者にワインをかけられ、シミを落とそうと躍起になっている最中にテーブルにドレスを引っ掛け転倒してしまいました。

恥ずかしくて起き上がれないアニエスでしたが、その元に男性が寄ってきます。

彼はどうやら王女の婚約者のようで、ひっかけたドレスをそっと外し、アニエスに微笑みかけます。

その様子を見てこの人と結婚できる王女様は幸せだなあと考えたアニエス。

そう考えているうちに、王女が会場に現れました。

ですが、その隣に先ほどの王子とは別の男性が立っていました。

そして、王女はその場でアニエスを助けた令息、ナゼルバートとの婚約破棄を大々的に宣言します。

彼女は今婚約しようとしている男性が魔法の使い手であること、そしてその男性がナゼルバートに嫌がらせを受けていること、そして王女の体内には男性との間の子供がいることをその場で伝えます。

反論するナゼルバートでしたが、衛兵に突き飛ばされ、観衆に惨めな姿を晒してしまいます。

周囲の人たちがどよめく中、先ほど助けられたアニエスは勇気を出し、ナゼルバートに手を差し出します。

助けたアニエスを見た王女は、ナゼルバートに罰を与えると宣言しました。

その内容は「辺境への追放と芋くさ令嬢であるアニエスとの婚約」

これが、二人が新しい道を歩むこととなる、重大な分岐点となるのでした。

見どころとポイント

本作は前半部分のアニエスと後半部分のアニエスとのギャップを楽しむこと、そしてデフォルメされていながらも細かく描かれている部分がポイントとなります。

では、順番に解説していきましょう。

芋臭いアニエスとメイクを控えめにしたアニエス、どっちが好き?

前半1話〜2話の後半まで、アニエスは濃いメイクと奇抜な縦ロール、そして重そうなドレスを纏って登場します。

確かに前時代的でわたしたちが想像しそうな「貴族令嬢」ではあるのですが、その分彼女のかわいらしさが目立つ場面が多々あります。

先ほども出たテーブルに引っ掛けつまづくシーンや、婚約破棄を告げた後に驚くシーンなど、明らかにその格好に似つかわしくないリアクションなので、より面白く見えてしまうかもしれません。

その分、ナゼルバートと対面で話すシーンなど、真面目なシーンはかわいらしく見えてしまうので、案外このままでもいいのでは? と考えてしまいます。

しかし、2話の終了間際からメイクを控えめにし、服装もより軽やかなものに変わったアニエスは、また違った印象を持たせます。

前の姿とは打って変わり快活な印象を与える姿は、彼女の性格にもマッチしており非常にかわいらしく見えます。

表情をコロコロ変える姿はそのままに、印象も「面白い」から「かわいらしい」に変化した方もいるのではないでしょうか。

どちらの姿も良いのですが、あなたはどちらのアニエスがお好みですか?

見やすく、でも細かく描写される物語

本作は場面がすっきりと見やすくなっており、あまり漫画に触れてこなかった方も見やすくなっていると思います。

ですが、背景がスカスカとか手抜きが散見されるとかそういうことではなく、しっかりと描き込むところは描き、それ以外のところは省略気味になっていると言った方が正しいでしょうか。

特に最初の方のアニエスの服装や髪型は派手で重いドレスや縦ロールの髪型など、描くには気の遠くなるような作業量が必要なのではないかと推察されますが、そこも簡略化と描き込みのメリハリがしっかり効いており、見ていて負担にならないものになっています。

その他、アニエスの家族やナゼルバートをはじめとする登場人物、パーティー会場やナゼルバートの離れなどの背景や舞台も、きっちり綺麗に描かれています。

無論、漫画なのだから見やすくて当たり前と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし本作に関しては、簡略化しすぎるとスカスカに見えてしまい、反対に描き込みすぎると読んでいて疲れかねない題材と言えるでしょう。

そのバランスを見事に取れている本作は、今後令嬢系のコミカライズをしたいと考えている方や漫画表現のレベルアップをしたい方にもうってつけの題材になり得るのではないでしょうか。

まとめ

以上が「芋くさ令嬢ですが悪役令息を助けたら気に入られました」の紹介でした。

ナゼルバートへの罰というあまりにも不憫な理由で婚約することになったアニエス。

ですが、ナゼルバートが彼女に寄せる思いは、どうやら本物のようです。

二人が歩んで行く道には、どんなイベントが待っているのでしょうか。

そして、実はアニエスは「物質強化」という魔法を使用できるのですが、彼女はそれをクッションのほつれ直しなど、物の修繕に使っていたようです。

この「物質強化」が持つ真の力もあるのですが、それはぜひ、本編を見て確かめてください!

芋くさ令嬢ですが悪役令息を助けたら気に入られましたは、現在第1巻まで発売中です。

気になった方は、ぜひご購入ください。

また、本作はコミックガルドにて連載が行われています。

第1話と最新2話が無料で閲覧可能ですので、まずは中身を見てから考えたい方は、こちらもご覧ください。

芋くさ令嬢ですが悪役令息を助けたら気に入られました - 七浦なりな/桜あげは/くろでこ / 第1話「化石貴族の芋くさ令嬢」 | コミックガルド
伝統に執着する家柄のせいで古臭い格好を義務付けられ、「芋くさ令嬢」と馬鹿にされていたアニエス。あるパーティー中、王女殿下から婚約破棄された公爵の息子ナゼルを助けたことで、彼との結婚を命じられる! しかし、命令で結婚したはずの二人は、本物の恋...

以上、みんとすでした。

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