どうも、みんとすです。
本日はサイコミより発売されています「君に足りないのは筋肉だ!」を紹介させていただきます。
この物語は、時を経て体型が大きく変わってしまった親友同士が、互いに切磋琢磨しながら黄金時代の体型を取り戻すべく筋トレをしていく物語となっています。
この記事では、簡単なあらすじや物語のおすすめポイントなどを、実際に私自身の目で見て感じた情報をまとめて紹介しております。
ぜひ最後までご覧いただき、お手に取っていただければと思います。
また、本記事ではなるべくネタバレとなる表現は避けて紹介しておりますが、紹介記事の都合上1巻までの情報が一部含まれておりますので、苦手な方はご注意ください。
では、よろしくお願いいたします。
あらすじ
それでは、まずはあらすじを紹介していきたいと思います。
青春時代の栄光は、時を経るごとに失われていき……
主人公である早瀬隼人と井出伊吹(通称デイブ)は、高校時代はソフトテニスのダブルスで「黄金ペア」と呼ばれるほど息の合ったプレイを見せていました。
その10年後、彼らは東京で偶然会ったことをきっかけにルームシェアをはじめます。
親友同士変わらず接し合う二人でしたが、肉体は大きな変化を見せていました。
まず隼人ですが、ソフトテニスをやっていたとは思えないほど痩せこけてしまい、派遣先の引越し業者では荷物が入った段ボールでさえまともに運べないレベルまで筋力が落ちてしまいました。
一方のデイブは、隼人とは反対にかなりふくよかな体型になってしまっていました。
関係性こそ変わらず進んできた二人でしたが、時間の流れは明らかに二人を、主に体型面で変えていってしまったのです。
同窓会で突きつけられた真実、そして二人は一念発起するが……
そんなおり、二人は高校時代の同窓会に出席することになります。
そこで彼らは、隼人が高校時代に憧れていた風間りおと再会します。
隼人は勇気を振り絞り、彼女に話しかけますが、りおは隼人の姿を見て「ごめんね、誰だったかな?」と何気ない、しかし残酷な言葉をかけてしまいます。
さらに、声をかけてきた人物が隼人であるとわかると、あまりに変わりすぎた隼人の姿に思わず笑いだしてしまい、さらにフォローに入ったデイブもツボに入ってしまいました。
こうして二人は心に傷を残すと共に、黄金時代の体型を取り戻すべく行動を開始しました。
隼人は派遣先である引越し業者で積極的に荷物を運ぼうとしますが、持久力がなく途中でバテてしまい、デイブはオフィスのエレベーターを使用せずに階段で出社するのですが、こちらも途中でエレベーターに切り替えて出社する始末。
さらに帰宅後、互いの苦労を労うためにピザを注文し、1日の消費カロリーを無、いやそれ以上のカロリーを摂取してしまいました。
こうして、二人の筋トレとダイエットは、初日は失敗と言える結果となってしまいました。
区のトレーニングルームでの出会い
そんな中隼人は、派遣先で区の体育館にトレーニングルームがあることを聞き、早速デイブを誘います。
ダイエットしたさと料金の安さにデイブも了承し、早速次の日にトレーニングルームへと足を運びます。
さまざまなマシンで体を鍛えた二人は、ふとベンチプレスが目に入り実践することになりました。
隼人はおもりをつけない状態で行いますが、それでも20kgはある棒を動かすことすらできず終わってしまいました。
方やデイブはおもりをつけた状態でベンチプレスに挑みます。
無事に胸元まで持ってくることができたものの、今度は持ち上げることができず非常事態に陥ってしまいます。
隼人も助けようとしますが、そもそも何もつけていないバーを持ち上げることができない隼人にはどうすることもできず、パニックになっているところ、ある男性がアドバイスをします。
これが、のちに二人のパーソナルトレーナーとなる関口純也との出会いとなり、そして二人の体型が、人生が少しずつ変わる瞬間でした。
見どころとポイント
本作では、豊富な筋トレ知識に加えて、その幕間で繰り広げられる登場人物の日常生活が見どころと言えるでしょう。
それでは、順番に解説していきます。
筋トレやジムの基礎知識はこの1冊で学べると言っていい情報量
本書は筋トレの基礎知識を丁寧に解説しています。
どのように負荷をかければ筋力がつくのか、器具の扱い方はどのようにすればいいのかなども解説しており、この1冊をお手本にして筋トレを行うだけでも成果が出るかもしれません。
またそれだけではなく、この物語のメインはスポーツジムであることもあり、ジムの使い方や豆知識などもふんだんに取り入れられています。
これは、ジムの基本的な利用方法からジムの利用層、はたまたジムの豆知識など、かなり多岐にわります。
私も少し前ではありますがジムに行っていた経験があり、それに照らし合わせても間違いないような内容だったため、おそらくほとんどのジムで共通のものではないでしょうか。
近所にジムはあるけど、何をするところかわからないから行きづらい。と言った方の背中を押す一冊とも言えるでしょう。
ただジムと筋トレを繰り返すだけじゃなく、生活を垣間見る
本作はそれほどガッツリとした筋トレ漫画ではないため、見る人によっては期待はずれ感が大きくなる作品とも言えるかもしれません。
その一端となっているのは、隼人とデイブの日常生活にフォーカスを当てた場面が多々見られるからというのもあるでしょう。
主に隼人が中心となって描かれる日常は、例えば隼人はフィギュア職人を目指して派遣労働に従事しながらフィギュア制作を行なっているのですが、それに対して「身内で定職についていないのは隼人だけ」と心配する母親から電話がかかってくるシーンがあります。
また、デイブも階段を使って出社をするものの途中でバテてしまうだけではなく、汗をかいた後の体臭で周囲に迷惑をかけてしまうという太り気味の方ならあるあると言えるような出来事が描かれています。
このように、物語の本筋とは関係ない話が随所に織り交ぜられているのですが、これは二人が何に悩んでいるのか、そして二人はどう言った人物かを描写していると言えるでしょう。
確かに筋トレをするだけならば本書はあまり役に立たないかもしれませんが、筋トレをはじめたい、でも勇気が出ないと言った方にはとても重宝する作品と言えるのではないでしょうか。
まとめ
以上が「君に足りないのは筋肉だ!」の紹介でした。
同窓会で笑われてしまった二人は、果たして黄金時代の体を取り戻すことができるのでしょうか。
そして、隼人の夢は、デイブの仕事は順調に進んでいくのでしょうか。
冒頭で紹介した関口さんとのパーソナルトレーニングや、さらに登場してくる個性豊かなキャラクターなど、まだまだ紹介しきれない部分も多いですが、こちらは実際に見て楽しんでください!
君に足りないのは筋肉だ!は、全4巻がサイコミより発売中です。
気になった方は、購入をご検討ください。
以上、みんとすでした。
コメント