どうも、みんとすです。
本日はガンガンONLINEにて連載されていました「ニーナはパパを暗殺したい」を紹介させていただきます。
この物語は、とあるアジトで殺人の命令を遂行するように教育された少女と、多くの修羅場をくぐり抜けてきた特殊工作員が出会い、家族として生活を共にしていく物語となっています。
この記事では、簡単なあらすじや物語のおすすめポイントなどを、実際に私自身の目で見て感じた情報をまとめて紹介しております。
ぜひ最後までご覧いただき、お手に取っていただければと思います。
また、本記事ではなるべくネタバレとなる表現は避けて紹介しておりますが、紹介記事の都合上1巻までの情報が一部含まれておりますので、苦手な方はご注意ください。
では、よろしくお願いいたします。
あらすじ
それでは、簡単にではありますがあらすじを見ていきましょう。
殺し屋の少女は、特殊工作員の管理下に置かれる
主人公である高橋怜司は、特殊工作員としてとあるアジトに潜入します。
その際、倉庫のすみでうずくまっている少女を発見し、保護しました。
そんな彼女は、どうやら彼女のことを最初に発見した怜司を殺すようにマフィアに命令されているらしく、ことあるごとに怜司の命を奪おうとしてきます。
しかし、彼女は怜司以外の人間の命令を素直に聞こうとせず、施設に入っても脱走を繰り返していました。
そんな彼女「ニーナ」は、怜司の元に置かれることになります。
怜司は常に命の危機が迫る状況に置かれるものの、これは組織が怜司に命じた「保護観察任務」であり、組織にとっても命令を聞かないニーナを組織に置いたままにすることでの脱走を防止するため、あえて怜司の監視範囲内に置こうと決断したのでした。
少女が結んだ約束は「ニーナはれいじをころす」「おそとでころしはないない」
そんな彼女は、あの手この手を使って怜司を殺そうと画策します。
ロープを見つければ絞殺しようとし、ナイフやフォークがあれば刺殺を試みます。
しかし、怜司は気配察知と反射神経に長けており、彼女の攻撃を全て回避していきます。
そんなある日、怜司は組織からの指令で外に出ることになり、壁際で寝ているニーナを自宅のベッドに寝かせ、ニーナを起こさないように出発します。
しかし、ニーナは最初から起きていたのか、それとも怜司の気配を追う能力を持っているのか、怜司が潜入しようとしている場所に先回りし、ターゲットからライフルを奪います。
その後、怜司も部屋に侵入し、あわや撃ち合いとなる寸前に、ニーナはライフルを振り回し、見事ターゲットを気絶させてしまいます。
ニーナは怜司に連れられ、家に帰る途中で怜司とある約束をします。
それは「ニーナは怜司だけを殺すこと」そして「外で殺しを行わないこと」
子供と結ぶにはかなり重々しい約束をニーナと結び、怜司はニーナと共に家に帰るのでした。
ポイントと見どころ
このお話は、特殊工作員とあるマフィアで殺しの技術を学ばされた少女の歪な関係と、それを忘れさせるようなほのぼのとした絵柄と日常が見どころと言えるでしょう。
もう少し詳しく紹介させていただきます。
パパはニーナを保護し、ニーナはパパを殺す
孤児であるニーナの父親代わりとなった怜司は、ニーナの監視だけではなく、ニーナがきちんと成長できるようにニーナにさまざまなことを教えていきます。
ニーナが無事に生きていけるように、商店街で買い物の仕方を教えたり、食器の使い方を教えたりと一通りの一般常識を教えていきます。
もちろん、ニーナに何かを教えていくだけではなく、ニーナが食べたがっているように見えたロールキャベツを見事な手際で作り上げたり、ひらがなとカタカナが読めるようになっていたニーナに対して天才だと感じたりと、徐々に親バカも加速していくのでした。
一方でニーナも、最初に受けた命令を忘れるのは簡単ではなく、食器を武器にしたり、家に帰った途端にたくさんのものが詰まったビニール袋を思い切り振り回そうとしたりと、怜司をあの手この手で殺そうとします。
その度に小柄で軽いニーナは、大人の男性である怜司に防がれたり抑え込まれたりするため失敗するのですが、刷り込まれた任務を遂行するためか諦めずに、1話につき最低でも1回は攻撃を仕掛けます。
微笑ましいじゃれあいというわけではないのですが、不器用な親子の愛情表現と言っても、もしかしたらいいのかもしれません。
父を殺そうとし、娘に殺されそうになっているとは思えないほのぼのさ
そんな世界観ですが、シンプルな線と共にどこかほのぼのとした雰囲気漂う絵柄で展開していきます。
そのため、戦闘などのアクションシーンでは若干の違和感はある場合があるのですが、日常のなんでもない一コマや仲良しに見える二人の様子など、こちらも心温まる感じに出来上がっています。
また、主要キャラの設定も暗い部分だけではなくどこか抜けている様子も見えます。
ニーナは特に顕著で、怜司を殺すためにはあの手この手を尽くそうとする冷酷な殺人鬼のように振る舞うのですが、子供向け番組を集中して見ていたり、外で眠くなったとき、怜司に抱っこを要求したりと、年相応の可愛らしい振る舞いも見せています。
一方の怜司も、先ほど紹介したようなところに加え、服を買いに行った時に試着したニーナのあまりの可愛さに即服の購入を決定するような甘い一面も覗かせます。
命のやり取りをするような関係には見えないアンバランスさも、この話をよりほんわかする方向に持っていっているのでしょう。
まとめ
以上が「ニーナはパパを暗殺したい」の紹介でした。
はっきりとした自我を持つ前に暗殺兵器として仕立て上げられてしまったニーナは、怜司との生活の中でどのような変化を遂げていくのか。
そして怜司はニーナに殺されることなく、他の任務も無事に成功させることができるのか。
巻数としては短めとなっているため、一気に読むのも比較的手軽な本作、ぜひご一読いただき、特殊工作員の父と暗殺者の娘の、少しダークでほのぼのした生活をご堪能ください。
ニーナはパパを暗殺したいは、全3巻が発売中です。
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また、ガンガンONLINEでは連載は終了しているものの、現在第1話の無料公開をおこなっています。
内容を見てから購入を考えたい方は、そちらも併せてご確認ください。
以上、みんとすでした。
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