どうも、みんとすです。
本日は電撃コミックレグルスにて連載されています「鍛冶屋ではじめる異世界スローライフ」を紹介させていただきます。
この物語は、異世界に転生した男性が憧れだった鍛冶屋となり、武器や道具を作りながら異世界で生きていく物語となっています。
この記事では、簡単なあらすじや物語のおすすめポイントなどを、実際に私自身の目で見て感じた情報をまとめて紹介しております。
ぜひ最後までご覧いただき、お手に取っていただければと思います。
また、本記事ではなるべくネタバレとなる表現は避けて紹介しておりますが、紹介記事の都合上1巻までの情報が一部含まれておりますので、苦手な方はご注意ください。
では、よろしくお願いいたします。
あらすじ
それでは、あらすじを見ていきましょう。
猫を助けた男は、異世界で鍛治を望む
但箭英造は、ブラック企業で働く普通のサラリーマンでしたが、トラックの前にいた猫を救うために道路に飛び出し、そのまま絶命してしまいました。
その際、英造が救った猫こと”世界を見張るもの”は、英造を別の世界に転生させます。
その時に与えられたスキル、それは以前より興味のあった「刀鍛冶」に関するものでした。
そして気がついた時、英造は異世界に転生していたのでした。
森の中で気がついた英造は近くを散策し、一軒の空き家を発見します。
そこには一通り生活ができそうな設備とある程度生活ができる食糧と水、そして自分の仕事場になる鍛冶場がありました。
鍛冶場に置かれている道具に手をかけた時、英造はどのようにすれば鍛造が行えるのかを理解し、自分の望んだ通りの力を手に入れたことを実感しました。
獣人の女の子との出会い
一通り家の中を確認した英造は、生活に必要な水を確保するために水源を探しにいきます。
少し歩いた先に、ちょうどいい湖を発見し、そこで初めて自分の姿を確認します。
少し若返っていることを確認した後、ふと辺りを見回すと岩陰に誰かがいることに気づきます。
恐る恐る物陰を覗くと、そこには腹部に重傷を負っており、息も絶え絶えな虎の獣人の女の子が倒れていました。
苦しそうな彼女を見つけるや刹那、英造は急いで彼女を自宅に担いで行きます。
彼女をベッドに寝かせた後、傷の処理を行い、薬を飲ませます。
容態が安定したのを確認したのち、英造は安心感か眠気に襲われ、椅子に座った状態で眠ってしまいました。
翌日、獣人の女の子に気を失っている間に何かされていないか疑われつつも、彼女がなぜ大怪我を負ったかを聞き出します。
どうやら彼女は、狩りをしている途中で遠くに足を運んだところ、たまたま自分より強い生き物に出会ってしまい、大怪我を負ってしまったとのことでした。
そんな彼女の事情を聞き、英造は「この家に住まないか?」と提案をします。
彼女は少し考えたのち、自分の怪我が治る間までは住まわせてもらい、そこから先は改めて考えるとこのことで話がまとまりました。
こうして、英造の新たな人生と、虎の獣人「サーミャ」との生活は始まったのでした。
ポイントと見どころ
この物語は、主人公であるエイゾウの振る舞いがとても自制的であり、他の異世界転生ものではあまり見ないタイプであるというところや、彼を取り巻くキャラクターがとてもイキイキと描かれているのが見どころとなっています。
順に解説していきます。
自分の力が「チート」であることを理解した上で生きる鍛冶屋
英造は、異世界で鍛治をやるために神からいわゆる「チート能力」を授かります。
どのようにすれば鍛治を行えるのか、刃物の作り方はなんなのかなど、自身が持つ知識と神から授かった能力を経験に落とし込んで行きます。
知識のすり合わせをおこなっていくのは楽しいとしながらも、自身の能力はまさに「ずる」であることを自覚しており、それにより強大な武器を作れることも自覚していきます。
よくある異世界転生ものだと、チート能力をふんだんに使用した上で生きていくことを選択すると思うのですが、英造はあくまで自分や周囲の人を守るために力を使うことを決心していきます。
英造が作る武器や道具は切れ味が凄まじく、本気で作ったナイフは薪を綺麗に切断してしまうほど。
自分が槌を振るって作り出した道具がとんでもない力を持っていることをわかっているからこその行動と言えるでしょう。
また、物語が進むとドワーフの女の子が英造に弟子入りします。
その際、師匠となった英造は「自分が得た力は努力で得た力ではない」ことを理解し、その上で「視て盗んでもらう」ことに決めます。
言語化ができない自分の力を伝えるために、彼がたどり着いた方法と言えるでしょう。
これが、英造が自分自身で見つけた「異世界での生き方」となります。
イキイキと描かれるキャラクターと優しい世界観
そんな英造の周りに集まるキャラクターたちは、作者の手によってかなりイキイキと描かれています。
物語の冒頭から出ている虎の獣人である女の子「サーミャ」は、当初は英造に対してツンツンした態度をとっていましたが、彼に心を許してからはまるで小さな女の子のように大きなリアクションを取ります。
例えば、英造が作った3本のナイフを試しに使った際に、どんどん切れ味が良くなっているナイフに対して驚きと恐怖が混ざったような表情を見せます。
そのほかにも、営業スマイルを見せる英造を見て笑いを堪える姿や、城下町で開いた露店の商品がなかなか売れずに落ち込む英造を見てオロオロする姿などが、とても可愛らしく描かれています。
サーミャの性格と作者の絵柄が素晴らしいマッチングを起こしており、素晴らしいものに仕上がっています。
また、作者が描く世界は全体的に優しいものに仕上がっており、まさに英造が望んだスローライフを体現するのにピッタリと言えるでしょう。
まとめ
以上が「鍛冶屋ではじめる異世界スローライフ」の紹介となります。
鍛冶屋として生活を始めた英造は、鍛冶屋としての責任を噛み締めつつ、刀鍛冶を行なっていきます。
英造が望んだ鍛治を行える「チート能力」は、世界をどのように変えていくのでしょうか。
武器を作るということや、異世界で生きていくことを見つめ続ける英造の運命を、皆さんで見てみませんか?
鍛冶屋ではじめる異世界スローライフは、現在第3巻まで発売中です。
気になった方は、ぜひ購入をご検討ください。
また、こちらの作品はComic Walkerにて第1〜2話と最新話が無料で閲覧できます。
内容を確認した上で購入したい方は、こちらもご確認ください。
以上、みんとすでした。
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